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パスワードの重要性とその設定方法

パスワードの重要性

滋賀大学のキャンパス情報ネットワーク(以下学内LAN)は、世界中に張り巡らされているインターネットに接続しており、滋賀大学に居ながらにして世界中のコンピュータとアクセスすることができます。

また逆に世界中から滋賀大学にアクセスすることもできます。学内LANは原則として滋賀大学に所属する学生・教職員であれば、教育的・学術的な目的での利用が認められており、その範囲内であれば自由に利用することができます。第三者が許可なく利用することはできません。

ところで、情報技術を悪用した犯罪の件数は年々増加しており、滋賀大学においても学内LANの安定性を向上させ信頼性を維持するために、ハードとソフト両面のセキュリティ機能を強化しています。しかし、パスワードを盗まれると、第三者がネットワークを通して電子的に侵入することができるため、悪意ある人間が不当なアクセスをすることによってデータの改ざんや個人情報の流出など、そのユーザだけでなく学内LANの利用者全員、さらには接続されている他の大学のユーザにまで被害を及ぼすことにもなりかねません。

したがって、パスワードはセキュリティ上きわめて重要なものであることを理解し、その取り扱いには十分な注意が必要です。 電子メール、学内システムへのログインには「しがだいID」を使用します。

パスワードを守る

パスワードを守るためにできることがあります。具体的にはどのようにすればいいのかを次に示します。

  • 自分のパスワードを友人や知人に教えたり貸したりすることは絶対にしてはいけません。情報基盤センターよりパスワードをお尋ねすることも絶対にありません。あなたのパスワードを使って入力された情報に対しては、あなたが責任を負うことになります。
  • あなたが席を離れるときには、コンピュータをログアウトして、何者かがそのコンピュータの重要なデータにアクセスするようなことのないように防止しなければなりません。そのコンピュータは、あなたのパスワードが入力された状態であることを忘れてはいけません。コンピュータには「ロック」という機能がありますが、ロックを解除する際にパスワード値が盗まれる場合があります。コンピュータが乗っ取られると情報漏えいおよびデータの改ざんや消失等のリスクが大きくなります。
  • あなたは、自分が保存しているデータに身に覚えのない変化がないかを常にチェックすることも重要です。あなたが利用しているコンピュータの状態は常に把握しておきましょう。何か不安を感じるようなことがあれば情報基盤センターに相談して下さい。

パスワードを賢く取り扱うコツ

  • 自分流のパスワードのつけ方を自分の中で決めておきましょう。用途に応じて数種類のパスワードを使い分ける自分流の法則を決めておくとパスワードを忘れにくくなります。例えば、パスワードをメモ(記録)したい場合でも、そのままのパスワードをメモ(記録)するのではなく、自分流の解釈をすればわかるようなキーワードやヒントであれば、メモ(記録)しておいても危険性は低くなります。
  • しがだいIDとパスワードは印鑑等と同様に本人を認証するための重要な情報です。入力前によく確認して本当に必要な時にユーザ名とパスワードを入力するようにしましょう。パスワード等の個人情報を無意識に確認しないで画面の指示のまま入力することは、個人情報が不必要に流出し悪用されることにつながります。
  • 手間が省けるからといってしがだいIDやパスワードをコンピュータ上に記憶させていると、コンピュータウイルスや不正なプログラムにより情報が流出し、データ消失・情報漏えい等の被害を拡大させる危険性が高くなります。パスワードを管理する便利なソフトウェアもありますが、それを悪用されて全てのパスワードが一度に盗まれる危険性があることも認識しておきましょう。
  • パスワードをキーボードで入力する時に、横や後ろから見られて読み取られないよう注意しましょう、すばやく正確に入力できるように慣れておくと良いでしょう。
  • 複数のサービスで同じパスワードを使いまわししないでください。他のサービスを経由してなりすましされる危険があります。使い続けることで、パスワードが漏えいする可能性もゼロではありませんが、第三者に分かりにくいパスワードを設定し、漏洩したときに変更するという運用で推奨されています。
  • たとえ友人・知人等の親しい関係にあっても、自分のパスワードは他人に教えてはいけません。しがだいIDについては氏名や学籍番号と同様に利用者を特定するための情報ですから教えることもありますが、パスワードは本人のみが知り得るもので他人が知る必要の無い情報ですから、絶対にパスワードを他人に教えてはいけません。滋賀大学の教職員がパスワードを尋ねることも決してありません。

良いパスワードと悪いバスワード

他人が容易に推測できるようなパスワードでは、パスワードを設定している意味がなくなってしまいます。良いパスワードの設定は次の表を参考にしてください。

表1 良いパスワードと悪いパスワード

良いパスワード 悪いパスワード 
○忘れにくく書き留める必要がないもの(メモがあると漏洩の危険度が高くなる)
○すばやく入力できるもの (入力時に読み取られにくくする)
○ある程度の長さの文字列であるもの (ただし長すぎると入力できない場合がある)
○アルファベットと数字と記号を組合せたもの(大文字と小文字も区別します)
 ×文字数の短いもの
×数字ばかりのもの
×単純なもの(aaaaaaや123456など)
×自分の名前をそのまま使ったもの
×第三者が容易に推測できるもの
(電話番号、学籍番号、郵便番号、車のナンバー、誕生日など
本人ゆかり のものや、日本語や外国語の辞書に記載されている単語または地名や固 有名詞をそのまま使ったものなど )
×同じパスワードを複数のサービスで使用する

Windowsにおけるパスワードの設定方法

ここでは、Windowsでパスワードを設定する方法について説明します。

滋賀大学情報基盤センターでは、初めて利用するときには「初期パスワード」が設定されています。仮パスワードは一時的なものなので、これを自分のみが知るパスワードに設定することを推奨します。

パスワードを変更する手順を次に示します。

1.情報基盤センター演習室の端末にログオンしてください。

2.「Microsoft Edge」などのWebブラウザを起動します。

3.https://sid.shiga-u.ac.jp/へアクセスします(学内限定)。あるいは、デスクトップ上の「パスワード変更」のアイコンをクリックします。ログイン画面が表示されます。「しがだいID」と「初期パスワード(変更後は設定したパスワード)」を入力してログイン(Login)してください。

4.パスワード変更画面が表示されます。

5.「新しいパスワード」の欄に、表1を参考にして8文字以上で自分のみが知るパスワードを入力してください。現在のパスワードと同一の新しいパスワードは設定できません。

6.「新しいパスワードの確認」欄には入力確認のために先ほどの「新しいパスワード」の欄に入力したものと同一のパスワードを再度入力してください。

7.「パスワードの変更を実行する」のボタンを押してください。システムがパスワード変更を実行している間(数秒~数十秒)は他の操作をしないで下さい。ミスがなければ、新しいパスワードが設定されます。ミスがあれば画面表示に従って再び入力し直してください。変更されたパスワードが完全に反映されるまでに数分かかりますので、ミスがあった時は5分程時間をおいた後に再設定を行ってください。詳細な手順については、画面左の「利用者マニュアル」に記載してます。

8.正しくパスワードが設定されたことを各自で再確認しておくと良いでしょう。(例えば、一旦ログオフして図1の画面から新しいパスワードでログオンしてみる)

9. パスワード変更後に、情報演習室の端末等で学生証や登録済みのマイナンバーカードで起動する場合に、初回のみパスワードの再設定が必要になります。以下の手順で再設定を行います。

10. 「Windowsのログオン認証に失敗しました。Windows認証情報を再設定してください。」と表示されるので、「OK」をクリックします。

11. もう一度、カードリーダに学生証や登録済みのマイナンバーカードをタッチします。

12. 「Windowsパスワードを再設定しますか?」と表示されますので、「はい(Y)」をクリックします。

13. 「パスワード(P)」と「パスワードの再入力(R)」に、さきほど変更した新しいパスワードを正確に入力し、「OK」をクリックします。

14. ログインできたことを確認してください。次回からは、パスワードの再設定の必要はありません。


もしパスワードを忘れてしまったときには

もしパスワードを忘れてしまった場合や、パスワードをはっきり覚えているのにログオンができない等の場合には、まず各自で、入力しているしがだいIDとパスワードに間違いがないかどうかを再確認してください。

各ユーザが設定したパスワードはシステム管理者にもわかりません。どうしてもパスワードの再設定を希望する場合は、強制的に新しくパスワードを登録しなおすことはできますので、学務課および情報基盤センター受付窓口に直接来て、「学生証」を掲示して申し出てください。

学生証が無い場合はユーザ本人であるかどうか確認できないので情報基盤センターでは受付することはできません。学務課に申し出て下さい。